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ほっとけない。 [おもう。]

1.
2..
3...


こうしている間にも、3秒にひとりの命が消えています。

忙しさを理由にマスメディアから遠ざかっていた私は、
友人のホームページの日記を読むまでは、この深刻な事実を知りませんでした。

とても 恥ずかしく、情けないことです。






私自身が世界の貧困への意識を、常に持ち続けるとともに
周囲の方々の意識も少しずつでも、変えていければ…
そうした想いから、このホワイトバンドを身につけはじめました。


もう一つの赤いバンド。
これは、私が所属している「スペシャルオリンピックス」という
ボランティア団体の活動にて、いただいたものです。
アメリカの同団体に関わる専門家の方々や、
この組織の創設者の方が来日し、講習会をしてくださった際に、
ボランティアの方がくださりました。

「CHANGE  THE WORLD
        CHANGE  ATTITUDES」

そう刻印されたこのバンドは、
きっとほとんどの方の目に触れてはいないことと思います。
そして、スペシャルオリンピックスという組織がある、ということも。

知的発達障害をもった方々への理解が、未だ滞っているのが現状です。

彼らは、優しい。
彼女らは、純粋。

「みんなが平等」
そうした意識の下で生きている。


理屈を並べたり、何かしらの計算・駆け引きも、せず。
ただ、
生きることが、みなが平等である、
と、私達に教えてくれる。



私達が、お互いに関わりあって社会というなかで生きている上で、
決して見失ってはいけない、根底にあるべきものを、
彼らが一番よく知っている。
そして。
彼女らが一番、自然に、それを為して生きている。



私は、想います。



余談ではありますが、私はよく
ボランティアの意味
について、考えることがあります。

ボランティア、ときいて、思い描く事柄は十人十色、個々に異なることとは想います。

電車のなかを転がり続ける、空き缶。

座席に丸め捨てられた、紙くず。

雨の日のスーパーの入口にあふれかえった、傘用ビニル袋。

駅の券売機の隅に置かれた、空のジュースパック。


ごくありふれた日常の風景と溶け込んでしまい、目をつぶられている事実。
これを、
いったい、誰が、あたりまえの何もない風景に変えているのでしょう。
いったい、誰が、立ち止まって手を伸ばしているのでしょう。
いったい、誰が。

偽善。

少し前までは、その言葉に恐れていました。
転がり続ける空き缶を拾うこと。
それだけ、たったそれだけのために、大きなリスクを負うのです。

人が、冷やかな目でみる。
それだけのために、心苦しさを味わうのです。

小さなリップクリームを拾い上げる。

本当に些細な事かも知れません。
小さなものであるがゆえ、もしかしたら、拾う必要もないのかもしれません。
そう、思われることのほうが、自然だ、と、言われてしまうかもしれません。

でも、私は、想います。

この小さなリップクリームひとつでも。
電車を転がり続けることで、「誰か」が危険な目に遭うかも知れないのです。

例えば、目の不自由な方。
例えば、まだ幼い子供。
例えば、お年をめした方。

小さいからこそ、注意が行き届かないものだからこそ、
私達が思いもよらない出来事への危険性を秘めてしまっているのです。

「誰か」がこのリスクを、リスクを伴えども、取り払うことでなにも起こらない事実に変えられる。
「誰か」のリスクを失くすため、の、「誰か」。
私は、その「誰か」でありたい。

それは、キレイ事なんかじゃなく、
自分の為であるから。


見て見ぬふり。

自分に嘘をついて生きていくことほど、苦しいことは、ないから。


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